チャンチャンとファニカ

ファニカに心底夢中なチャンチャンは街外れの工場で朝から晩までビチャビチャ

タイムカードを押したあとも街角に立ち便利屋に運び屋金のためさ掃除屋以外は何でもした

一方、未来のカバーガール夢見るファニカは路地裏じゃちょいと名の知れたケ・リカ

場末のクラブでビジターにリピーター相手に安いチップで夢を売りチャチャチャ

今夜もチャンチャンの知らない男とプライベートダンスさ、でも信じていたいつか必ずチャンスが

巡って来るはずだっていつも言って聞かした「そう今日じゃなければきっと多分明日」

絶望と希望が交錯する夜の果てに見た、冷めた現実になれていく焦りからか

日増しに増えるタバコと酒と錠剤が知らぬ間にファニカの心身を蝕んでいった

少しやつれた彼女を抱きしめチャンチャンは、自分の不甲斐なさに唇を噛みしめた

時折震える彼の腕の中でファニカは何度も愛を確かめては満たされた

裸電球に照らされた雑風景な部屋にはテーブルにタンスとベッド以外見当たらないが

二人にとっては十分に事足りた、ただ唯一足りないものそれは…

「ある愛の行方」

Rino&Djyas

6月に発売されるアルバムの中からこの曲でPVを撮る事になったんだ

今日はこれからその打ち合わせすんだ

ヤバイの創るよ

楽しみにしてて

ちぇい

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