ランプアイ

ちょっちぇい

“光は水中に入るとまず暖色系の赤い色からなくなり更に深くもぐると最後には青い光のみが残るその深い青一色の世界をグランブルーと呼ぶ”

俺の大好きなジャック・マイヨールの言葉だ

俺は若い頃いろんなバイトをした二十歳の頃五反田にある熱帯魚やで一年近く働いた

仕事内容はもっぱら淡水魚の水槽の水替えと掃除

下っぱだったからしょうがないけど冬場は辛かった

その時にアフリカンランプアイっていう魚を見つけたんだ

ネオンテトラより少し小さい透明な体になんとも言えない青い目が印象的だった

その頃DJヤス、ガマとのラップ活動もドゥルーピードロワーズからだんだん外でもするようになっていた

ある時気付いた俺たちグループ名がないぞって

三人でいくら考えてもいい案が出てこなかった

だから仲間のパーティーに呼ばれライブをやっても「名無しの権米」や 「ドゥルーピードロワーズ」でやってたんだ

三人で練習してたある日俺はふっとアフリカンランプアイの事を思い出してメンバーに話した

それまで一度も三人で意見があったことなかったんだけど初めて「いいね」って一致した

そのあとにジャックマイヨールの話になり

音の深海(振海)からメッセージを発信してこうって事になりその日ついにグループ名が「ランプアイ」決まった

これがランプアイの誕生秘話なんだよね

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