1996年雨の七夕
日比谷野音サンピンキャンプ
その日俺はそこにいた
ライバル達がしっかりセットを組んでリハをしてる最中に俺はDJYASに耳打ちした
「一曲入魂で行こう」
みんながっちりセット組んでるからシンプルな方が記憶に残ると思ったからだ
一通りリハも終わり本番が始まった
雨を弾く熱気と程よい緊張感に包まれた会場はそれまで感じたことのない異様な雰囲気を醸し出していた
そんな中俺の出番が廻って来た
舞台袖からマイクを手渡されふとDJYASを見るとレコードバックからレコードをとりだすとこだった
まだヘッドフォンもミキサーにさしていない状態だったから音が出るまでもう少しかかるなとその時思ったんだ
一曲入魂に選んだのは続悪名に提供した「夕陽のタンガンマン」
が、スタッフはすぐ始まるものだと思ってる
空白の時間が1分以上あるのは間違いない
キックするのは「夕陽のタンガンマン」
思わずあのフレーズが頭をよぎったその時MICに口笛を吹いてみた
思ったより口笛が通った
中途半端にやめられなくなり最後まで吹ききることに
今でこそDVDでその一部始終が写ってるから当たり前になってるけど
隣にフラリと現れビックリしてたパトリックの表情が物語ってると思う
多分その会場にいたみんなはイントロが流れたと思ったんじゃないかな
ちなみにそれまでもそしてそれからも「夕陽のタンガンマン」であのイントロの口笛を吹いたことはない
吹き終わる寸前にDJYASに目を配ると用意が出来てた
そして掛け声と共に大歓声が
あとはDVDで見てもらえればわかると思う
この先からが一番話したかったんだけど来客も多く昼からゆっくり更新してたんだけどなかなか進まないからまた明日更新しようと思う
チェィ
明日は池袋ベッドでグッドウッドイブニングに参加するからそのリハ中に更新しようと思う
“