サンピンその弐

チェィデス

さて昨日の続きから話そう

「フリースタイル」だったかな

定かじゃないけど誰かが言ってたな

奇跡的な瞬間は誰も意図しないトキに突然やって来るって

振り返ってみてまさにそうだったと思う

まあ個人的にはステージ上でのパフォーマンスの甘さに目を覆いたくなるけど..

よく頑張ったなってその当時の俺に言ってやれるよ

そして証言をキックする時間がやって来た

サンピンで証言やるって聞いたトキに「武器」を仕込んでおいたんだ

俺は昔から天の邪鬼なところがあって

その日の為に新しいリリックを用意した

そう大観衆が口ずさもうとした時に全く聞いたことないリリックをキックしたら痛快だろうなって

予想どうりその会場にいるみんなあっけにとられてた

せっかく新しいリリックを書いたからその後、証言がCD化するって聞いた時に新しいリリックを足したんだ

だからアナログバージョンとCDバージョンのリリックが違うんだよ

あとあの日ツイギーが来なかった事を勝手に仲違いしたとかみんな好きなこといってるけど全くそんな事はなくて

ただアルバムがあがったから自分へのご褒美でジャマイカに行ってただけなんだよ

はっきり言ってなんもないんだよ

サンピンキャンプのビデオやDVDのおかげで日本中いや韓国をはじめ世界中に知って貰える機会が出来た事には感謝してるけど今思うと少し複雑な気持ちになる

何故かというとその頃の俺達は暗夜航路からはじまり鬼だまりとイベントを次々に大きくしてて物凄く勢いにのってたから

集客も100人から2000人へと増やしていってたしあの規模のイベントはエイベックスの力なしで自分達で出来たはずなんだ

まあ結果論なんだけど

だから雷家族でツイギーが参加してない事がバビロンに完全支配されてない証拠だって思う様にしてる

その頃から凄まじい勢いで具合の悪い連中が近づいて来た

次々にまわりの連中がディールを組むなか俺は絶対に簡単に甘い話には乗らないって決心したのもその頃なんだ

そしてその秋に妹を訪ねハワイに1ヶ月シンゴ2とリビングレジェンズを訪ねてオークランドに1ヶ月と旅をした

その旅が俺の生き方を決めるきっかけになったんだ

その話はまた明日しようと思う

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