連休明けのせいか?六本木ヒルズの映画館はガラガラだった
はやく30日から公開する2部が見たいな
俺は十分楽しめたけど年代を前後しながら話が進むから
映画を見る前にしっかり頭の中に中南米諸国の歴史と地図そしてゲバラの足跡をつけてから行った方がいいと思う
俺も今までゲバラの本は3冊読んだけどジャン・コルミエ著作「チェ・ゲバラ革命を生きる」創元社が写真も豊富で読みやすいからオススメです
さて昨日ちょっと触れちゃったから何故俺が最近のヒップホップに90年代の刺激を受けないのかかいつまんで話したい
感覚的な話になって申し訳ないが
俺が惚れ込んだヒップホップのパワーはバビロンが世界中の土をコンクリートで覆い隠そうとしているのに抗うエナジーでありそれを突き破る雑草的な力強さに惹かれたからにほかならない
土臭く煙たいあの雰囲気がたまらなく10代の俺はヒップホップにのめりこんだ
それから時は流れ09年現在ミュージックアワードなどでラップの占める割合はもはや不動の位置にすらなっているのも事実だろう
更に今じゃ世界中の小学校や中学校のクラスの中にMCを夢見る子供たちがいるっていっても過言ではないんじゃないかな
そう考えるとヒップホップ創世期から始まった一種の革命は成功したはずだ
だが皮肉なことに創世期以降飛躍的に拡大し続けるマーケットが逆に土臭ささを消したように思えてならない
一部過激になりすぎた同志の声よりも世界中のリスナーの声を聞きそれに答えてきた結果だと俺は理解している
だからダンスも躍動感の在るものよりもどこかジャズやバレエ的な要素が年々濃くなっている気がするんだ
俺はキューバで見たダンサーや最近のジャマイカのダンスの方が土臭さや躍動感を感じる
それは音楽においても一緒だと思う
もちろんいろんな要素を飲み込み消化してくのがヒップホップだとも思うけど俺はあまりにも闇鍋過ぎるとこに魅力を感じないんだ
スープでいえば魚介なのか豚なのか鳥なのかっ?
はっきりせず中途半端な味になっちゃうラーメン屋さんみたいなもんだとも思う
それを憂いてかN.Yの最近の90年代ブームがあるような気がしてならない
だから俺は90年代のダシを忘れないでこれからも作曲していくつもりだ
もっと話したいとこだがひつこくなるから最後に最近のコマーシャルで坂東玉三郎のコメントに昨今のヒップホップを重ねてみてもらいたい
いいえてミョーだからさ
チェイ
“