今日は野菜界の巨匠(オートクチュール)浅野さんの話をしたいと思う
今でこそ当たり前にスーパーで置かれてるルッコラや西洋カブにイタリアンパセリなどのハーブ類を誰よりも早くから手掛けたり
日本人で唯一北イタリアのベネト州でしか採れないといわれてるタルティーボの栽培に成功したり
江戸時代にあったと云われる幻の野菜作りに取り掛かったりと探究心の塊のような人だ
自分の野菜を使いたいとファームに直接来る料理人にしか発送しないとという強い信念の持ち主でもあるだがその人柄にみんな惹かれているのも事実だ
ある時、浅野さんは目をキラキラさせて俺にこう話してくれた。「毎年、種まきの時に前の年に取れた野菜をさらに元気に美味しく創るためにいつもピカピカの一年生のつもりでいるんだ。何か一工夫加えて挑戦するんだよ」と
更に「僕の創っているものは野菜じゃなくて野草だ」とも
あと「畑に足を踏み入れると奴等は誰が入ってきたかわかるんだよ」子供のような屈託のない笑顔に時折力強い眼力を忍ばせてなんとも楽しそうに話してくれた
浅野さんとは2年前に同級生のシェフ船山くんに紹介してもらってからの付き合いだ
それ以来、ファームに遊びに行ったりキューバのフィーメルラッパー「テルマリ」とのジョイントコンサートにも応援に来てもらったりという関係だ
抜きたての人参のどろをちょっとだけ拭いてそのまま食べたんだけど美味しかったなファームには野菜を見に来たシェフの為に小さな調理場があるんだけどそこで今度はその人参をソテーしたんだけどそれも超甘くて美味しかった
紅時雨、ミラノ大根、青丸大根、青長大根などいろんな大根も作ってるんだ。それを天ぷらのおろしにつかったんだけど贅沢だったな
浅野さんといつか種まき前の畑に都会の土に触れる機械の少ない子供達を連れて来てダンスパーティーをやりたいなって言ってるんだ早く実現したいな
ミシュランに出ている何店ものレストランで使われるている浅野さんの野菜は
神楽坂にあるアーディッシュ
神奈川県青葉台マードレーで食べられます
是非、一度食べてみて
俺も浅野さんを見習って一年生のつもりで取り掛かろう!
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